Oldenburg Burnout Inventory日本語版とその使い方について
Oldenburg Burnout Inventory(以下、OLBIとする)は、E Demerouti, et al. (1998)によって開発された尺度で、OLBIは職種を問わず一般的な対象に使用できること、2つの概念であるexhaustion(疲弊感)と disengagement(離脱)で構成され、また心理測定の点から各因子の質問項目に肯定的・否定的質問が同数設定していることにも特徴があるとされています。
1.日本語版OLBI尺度の項目について
1.フルバージョン(16項目)
OLBI(独語版)16項目版の邦訳は尺度開発者に許可を得た上で翻訳しました。翻訳の手順は、はじめに順翻訳を行い、内容の妥当性を研究者間で検討した後に逆翻訳を行い、再度内容妥当性を確認し、邦訳版を作成しました。邦訳版を作成する一連の検討は、当研究会のメンバーで行なっております。
2.ミニバージョン(10項目)
準備中です。
2.使用許可について
OLBI邦訳版を使用するにあたりましては,原則として学術目的であれば無料でお使いいただけますが,使用にあたっては下記の事務局 熊谷までご連絡ください。
なお,研究成果等の公表の際は、出典を明記していただけますようお願いいたします。
「バーンアウトに関する共同研究」事務局
熊谷たまき (b12156288@gmail.com)
3.日本語版OLBI尺度を使用する場合の引用方法について
日本語版OLBI尺度のフルバージョン(16項目)あるいはミニバージョン(10項目)の使用を研究で使用し、その研究成果を発表するに際は,出典・引用文献の記載は以下にてお願いいたします。
① 当サイトのURLを記載してください。
② 文献については以下を参照してください。
(1)<日本語論文・発表の時の例>
熊谷たまき,小竹久実子,藤村一美,三宮有里,上野恭子:the Oldenburg Burnout Inventory −German version邦訳の信頼性と妥当性の検討.大阪市立大学看護学雑誌,17,11-17,2021.
(2)<英語論文・発表の時の例>
Tamaki Kumagai, Kumiko Kotake, Kazumi Fujimura, Yuri Sannomiya, Kyoko Ueno, Reliability and Validity of the Japanese Translation of the German Version of the Oldenburg Burnout Inventory.Osaka City University journal of nursing,17,11-17,2021.